アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)は、社会が人々にできる最善のことは、一人ひとりに挑戦の機会をもたらすことだと考えています。米国とその同盟国はこの取り組みをどの国よりも着実に成功させてきたことは間違いありません。世界中の国々が自国の再建や防衛力の強化に取り組み、国民の暮らしをどう支え、国際競争力をどう高めるかと再考する今、米国が私たちや起業家、そして世界にもたらした機会を、今度は私たちが次の世代へとつないでいく機会が訪れています。
この3年以上、a16zは重要な海外市場とのつながりを戦略的に築いてきました。先日意向表明した東京オフィスの開設も、米国と特に関係の深い同盟国を最優先にする姿勢の表れです。本日はその取り組みをさらに進めるため、次の方針を発表します。
- AI、ロボティクス、防衛の近代化、サイバーセキュリティ、サプライチェーンの強靱化など、重要なイノベーション分野で同盟国との技術協力を推進します。また、a16zとその投資先企業が各国の地政学的課題や政策・規制に対応できるよう助言します。この取り組みは、新たにゼネラルパートナー兼グローバル・アフェアーズ責任者に就任したアン・ニューバーガーが率います。アンは約20年、政府機関で防衛、インテリジェンス、新興技術が交差する領域に携わり、米国の安全保障と競争力の強化に尽力してきました。技術が急速に進歩し、地政学的な影響力や産業力、国家安全保障を支える柱になっていく過程を、彼女ほど間近で見てきた人は多くありません。これからの国際競争を左右するのは、技術面での主導権、信頼できる同盟関係、そして長期的な協力体制だと確信しているからこそ、アンを責任者に迎えました。
- 投資先グロース企業の海外展開を支援します。企業は今や、複数な国々で、さまざまなチャネルを通じて、多様な製品を展開しています。a16zは創業当初から、人とのつながりを強みとしてきました。ベンチャーキャピタル(VC)に求められるのは助言だけではなく、事業を後押しする力です。新たな国に進出するときは、その国の大統領から有力な大口顧客まで、必要な相手とのつながりが欠かせません。私たちは長い年月をかけてこうした人的ネットワークを築き、ベンチャーキャピタル(VC)界屈指の「投資先の後押し役」となってきました。この取り組みは、a16zのマネージングパートナーであるラグー・ラグラムが率います。
- 新たな海外パートナーを獲得し、協力関係を築きます。従来のリミテッドパートナー(LP)に加え、起業家が新たな市場や販路、資金を調達できるよう支援する政府機関や戦略的組織とも連携します。この新たな方針を反映し、IR部門を「グローバル・パートナーシップ」チームに改称しました。同チームを率いるのは、マネージングパートナー兼グローバル・パートナーシップ責任者のジェン・カーです。起業家がより速く世界進出できるよう、必要な資金と人的ネットワークをつなぐ、それがこのチームの使命です。
- 世界各国で優れた企業への投資を続けます。優れたテクノロジー企業を支え、その成功を後押しすることは、a16zは一貫して追求してきた最重要の使命です。現在はガブリエル・バスケスとアンジェラ・ストレンジを中心に、海外の起業家の動向を把握し、起業家同士をつなぐコミュニティの構築を進めています。これまでにa16zが海外で行った投資は100件を超えました。
a16zは設立当初から、単なるファンドではなく、一つの企業として組織体制を構築してきました。起業家がすばらしい事業を実現できるよう、可能な限りサポートするためです。創業以来、この方針を貫くための選択に妥協したことは一切、ありません。
そして今、「起業家だけでなく、米国とその同盟国を支える」という新たな使命が加わりました。私たちはこの期待に応えていきます。