かつて、テクノロジーは経済の一部にすぎませんでしたが、今や、国が経済、軍事、文化の各方面で優位に立つための力となっています。それに伴い、起業家が成功を収めるための方法も変わりつつあります。大きな志を持つ起業家たちはこれまで以上の規模で事業を展開し、販路や人的ネットワーク、資金をもたらしてくれるベンチャーキャピタル(VC)をパートナーに選んでいます。
アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、は投資先企業、ひいてはリミテッドパートナー(LP)の成功を支えるため、従来のIR(インベスター・リレーションズ)活動の枠を超えて役割を広げています。a16zの新たな使命は、LPの支援のみならず、起業家が最も重要な技術を米国とその同盟国に提供できるよう後押しすることです。そのために、IR部門を「グローバル・パートナーシップ」に改称しました。
この新たな使命を果たすため、次の取り組みを進めます。
LPと将来有望な優れた起業家をつなぎ、投資と協業の機会を創出
資金調達にとどまらず、市場参入、規制当局との関係構築、販路の開拓を支援できる、新たな層の機関投資家と連携
こうした取り組みを通じて、創業当初から海外展開を目指す起業家を支援。価値観を共有する政府系投資家や機関投資家、戦略的投資家、そして新技術の導入先を起業家に紹介
具体例:
Luma:a16zは、LumaとHUMAIN AIの提携を仲介しました。HUMAIN AIは9億ドル規模のシリーズCラウンドを主導し、現在はサウジアラビアで2GW規模のAIスーパークラスターを共同で構築しています。
Kalshi:a16zは、世界各国の政府幹部と、予測市場について対話を重ねてきました。市場の公正性、投資家の保護、透明性の確保、テクノロジー分野の責任あるイノベーションを実現するためには、明確な規制の枠組みの整備が重要であると主張してきました。
東京オフィス:先日の高市早苗首相との会談で、新たな海外オフィスの開設計画を表明し、日本企業や防衛省との複数の協業の可能性について説明しました。
LPにとっての意義:
a16zのLPにとって、今回の取り組みは、a16zが一貫して掲げてきた方針の延長線上にあります。a16zは、起業家がa16zのネットワークを活用できる環境を整え、成功を加速させることで起業家を支援してきました。今回誕生したグローバル・パートナーシップ部門は、この取り組みをグローバルに広げます。投資先企業が海外で事業を展開し、販路を拡大することで、その成果はLPにも還元されます。
起業家にとっての意義:
起業家にとって、グローバル・パートナーシップ部門は、政府系投資家や機関投資家のトップ層との接点を築き、最も重要な顧客や販路の開拓や海外での事業拡大を支援するパートナーです。同部門の支援を通じて、起業家は最先端技術を新たな市場に投入する際、現地市場で必要となる戦略的な協力関係を築き、地政学的な事情を踏まえて事業を展開できます。
私たちの使命は「優れた起業家を、次の時代に成功を収めるために必要な資金と国々へつなぐ」というシンプルなことなのです。