このたび、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の新ファンド「マシン・エイジ・ファンド」のために11億ドルを調達しました。AIは問題を解決し、豊かさをもたらすために開発された史上最強のツールです。今こそ、AIを支えるハードウェア・インフラの整備を加速させる時です。これは社会にとっても国家にとっても、不可欠な取り組みです。

AIの動向を追ってきた方にとって、これは驚くことではないでしょう。この1年だけでも、AIが実行できるタスクの有用性と多様性が飛躍的に向上しました。チャットから推論、コーディング、さらにはさまざまな知識労働へと用途が広がるにつれ、AIの需要とそのトークン消費量はいずれも桁違いに増えています。マシン・インテリジェンスの成長曲線は、急激に立ち上がりつつあります。

このファンドでは、チップ、メモリー、ネットワーク、ストレージなど、AIを動かすコンピューティング・インフラ全般に投資します。データセンターからロボティクス、家庭用AI機器まで、AIを稼働させるシステム全般も対象です。AIスタックを構成するすべてのレイヤーの共通することは、現行のサプライチェーンの供給能力に加え、物理的ならびにコンピューター・サイエンス上の限界に直面している点です。このため、イノベーションと投資が急務となり、電力供給に至るまで、プラットフォーム全体を再設計する数十年に一度の機会が訪れています。

こうした抜本的な変革は、メインフレームからクライアント・サーバーへ、そしてインターネット、クラウド、モバイルへとコンピューターの進化とともに起きてきました。しかし今回は、需要に応えるために必要な変革の規模と範囲、そして求められるスピードがこれまでとは異なります。すべてを今すぐにアップグレードしなければなりません。

H100搭載ラックからRubin搭載ラックへの移行に伴い、ラックあたりの計算密度は28倍に増加

ラック内のネットワーク容量も同様に増加し、銅ケーブルの限界に到達

現行システムを稼働させるために必要なラック当たりの電力は、約5~10kWから100~250kWへと増加。今後3年間で1MWに達する見込み

データセンターの規模は数十MWから数百MWへと拡大し、GW規模のキャンパスも登場

電力供給は送電網だけに依存せず、施設側に設けた電源や自家発電を併用するケースが増加

必要とされているのは、より高速で高効率のシステムです。メモリー階層のあらゆる層で、より低コストかつ高帯域幅のメモリーも求められています。ノード間・システム間を接続するインターコネクトにも、さらなる高速化と拡張性の向上が必要です。AIが現実世界を探索し、周囲に働きかけるためには、電力効率に優れたエッジデバイスも欠かせません。もちろん、冷却設備や資材、電気設備、用地や建物も整備する必要があります。ハードウェア業界の供給能力の伸びは、年率20~30%にとどまります。需要に追いつくために必要な3桁の成長率とは大きな隔たりがあります。この状況は今後も急速に変わっていくでしょう。

起業家たちはこの商機を把握しています。ここ数年で、a16zの投資案件に占めるハードウェア・スタートアップの割合は、ごくわずかだったところから、今では20%超まで増加しました。a16zはソフトウェアに強いベンチャーキャピタル(VC)として知られていますが、以前からハードウェアにも注目してきました。近年では、Unconventional AI、Nexthop、Volta、Atoms、Heron Power、Mind Roboticsなど、数多くのハードウェア企業を支援しています。また、創業当初から、厳選したハードウェア企業への投資も続けてきました。2016年にはSkydioのシリーズAラウンドを主導し、SpaceXにも出資。2019年にはAndurilに初めて投資し、2020年にはWaymoが実施した資金調達ラウンドにも初期のベンチャー投資家として参加しました。

ハードウェアを重視する姿勢は、a16zのDNAに刻まれており、その原点に回帰でき、喜びを感じます。グイード・アッペンツェラーは、Intelのデータセンター事業本部(DPG)でCTOを務めていました。ラグー・ラグラムとマーティン・カサドは数十年にわたり、データセンター分野のシステム・ソフトウェアに携わり、多くの業務でハードウェア・チームとの緊密に連携してきました。シャンダ・シューとデヴィッド・ジョージは、半導体やネットワークから大規模システム、コンピューティング・プラットフォームまで、AIインフラのあらゆる領域への投資を主導してきました。デヴィッド・ウルヴィッチとエリン・プライス=ライトは、アメリカン・ダイナミズム部門を通して、ハードウェアや米国の製造業への投資の多くを主導しています。

このたび、ハードウェアをa16zの重点分野として掲げ、それを支えるマシン・エイジ・ファンドの設立を発表することができました。Go-To-Market(GTM)、人材、マーケティング面の支援体制を構築し、ハードウェア分野の起業家をサポートする準備を整えました。さらにa16zはハードウェア革新の新時代に向けて、顧客やサプライヤーをはじめとするすべての関係者につながる独自のネットワークを備えています。

AIを支えるハードウェアを刷新し、マシン・エイジを切り拓こうと志す起業家の皆さん。ぜひご連絡ください。a16zには皆さんを支援する用意があります。

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Ben Horowitz

Martin Casado

Raghu Raghuram

David Ulevitch

David George

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